2022年1月5日水曜日

友野佐千代 日本画展「四季折々」

12月末から、大阪刀根山医療センター(大阪府豊中市)にて、友野佐千代さんの日本画展「四季折々」を開催しています。


今回は、お正月用展示ということで、一年を通して日本の四季を感じられるような作品を展示しました。

友野さんは、
神戸市生まれの52歳。

京都市立芸術大学・大学院で日本画を専攻後、
現在は中学校・高校 で美術を教えておられます。

2013年以降、NPOほたる工房の活動に賛同いただき、当院での参加型展示「さくら展」、「花火展」などの挿絵や背景を描いてくださっている方です。

参照:2018年参加型展示「さくら展」
↑この鳥獣戯画風の背景も、友野さん作です。




さて、再び展示に戻ります。



上の4枚は、春夏秋冬の連作になっています。
それぞれの作品の中に可愛らしい雀がいますよ。

金や銀の上に重ねられた色が、とても映え、華やかさもありますね。



こちらは、四季折々の草花を取り合わせた作品です。

2月「水仙」

4月「宝鐸草・山吹・諸葛菜」

5月「山藤」

6月「蛍袋」

8月「金魚・青楓」

9月「水引・月・小芋」

11月「島瓜」

12月「白侘助」


この展示は、1月半ばまで開催しております。
どうぞお楽しみください。

(秋山)



 

2021年12月22日水曜日

筆文字展

 11~12月、豊中市在住の書道研究家・堤恭子さんによる作品展を行っています。

2013年以降、年に1度、作品をお借りして開催しています。


こちらは、絵のような文字。なんという字なのでしょうか。

左上:「楽」という字は、神事の時に、ドングリをつけた木を楽器として鳴らしていたことから生まれた文字だそうです。
神さまに楽しんでもらうための楽器のイメージが、元になっているんですね。



中央の字を見た後で、脇に書いてある言葉を読むと、文字を作っている要素が見えてきます。


こちらは四季折々の俳句とそれに添えられた絵が描かれた作品です。

右:「稲かれば 小草に秋の 日の当たる」与謝蕪村


左:「客ありや レモン白玉夏氷」泉鏡花




12月に入り、絵はがきサイズの作品の展示替えを行いました。

左:「朝食に コーンポタージュ 冬来る」

寒い朝に、暖かいポタージュで温まる、そんな風景が思い浮かびますね。




この展示は12月下旬までとなっております。

皆さまどうぞお楽しみください。


(秋山)





2021年11月17日水曜日

前田欣一写真展  PAPYRUS 「ゆかいな紙の昆虫たち」

 9~10月の2か月間、大阪府豊中市にある大阪刀根山医療センターで、写真家の前田欣一さんによる写真展、PAPYRUS(パピルス) 「ゆかいな紙の昆虫たち」を開催しました。








↑「傘を持って」

ある雨降りの日。
保育園に通う子、仕事に向かう者でしょうか・・・
傘をさして、それぞれ出かけているようですね。

擬人化された昆虫たちの日常が捉えられた1枚。

都会のビルを背景が、妙にマッチしていますね。


今回は、ペーパークラフト作家の斉藤卓治さんが作った作品を、写真家の前田さんが撮影した作品18点を展示しています。
お二人のプロフィールは文末をご覧ください。



以下に、展示に際しての前田さんの言葉をご紹介します。

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2008年、朝日新聞「暮らしの風」の表紙で、
斉藤卓治さん制作の素晴らしいモデルたちと
出会いました。

一枚の紙から生まれた小さな昆虫たちです。

彼らと一緒に野や山、里、そして大都会へと
繰りだしては楽しいひとときをパチリ。
小さな生命が、大きく輝く一瞬をたくさん
見つけました。

レンズの向こうの紙の昆虫たちは生きている。

そんな想いが、ご覧になった皆様方に伝われば・・・と願っています。

前田欣一

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展示の様子です。








さて、これらの作品、いったいどのように撮影しているのでしょうか?
撮影の様子を教えてもらいました。

↑撮影の準備をしている斉藤さん

昆虫たちに合わせ、小道具もこのサイズ感です。
細かい作業ですね。
でも、斉藤さん、とても楽しそうです。

↑「バレンタイン」
撮影するとこのような作品に。


小さな出演者たち、小道具のスタンバイだけででなく、お天気、日の当たり方など、様々な条件が整った時に撮影をされているそうです。

どれもとても貴重な1枚ということがわかりますね。



≪参加型企画:お気に入りの1枚を見つけよう!≫

当院では4年前から、年に1度、地域のプロの写真家さんによる写真展を開催しています。
その際には、作品をご覧になる方と、作品を展示している側のコミュニケーションになればと、『参加型展示:お気にいりの1枚を見つけよう!』という企画をしています。

会期中、展示されている18作品の中から、お気に入りの作品を1点見つけてシールを貼ろう!というものです。

2カ月が経ち、展示最終日となりました。
結果はどうでしょう・・・

1位「森の音楽会」 15票


2位「傘を持って」(右側) 11票

3位「虫取り」

3位「雪の夜」

3位は2作品。いずれも11票でした。

4位は5作品(各9票)とかなり接戦となりました。
たくさんの方に「お気に入りの1枚」探しを楽しんでいただけたようで、嬉しく思います。



プロフィール紹介

◎前田欣一さん(写真家)
京都市生まれ。
東京写真大学(現東京工芸大学)卒業後、会社カメラマンを経て、前田写真事務所を開設。 広告、雑誌、会社案内、自治体パンフの撮影など、幅広い分野で活動している。

 大阪青山短期大学などの非常勤講師、各自治体写真コンテスト審査委員としても活動。

 公益社団法人日本写真家協会会員。 



◎斉藤卓治さん(クラフト作家)
幼い時から昆虫が大好きで、中学生の夏、宿題で提出したカミキリムシやクワガタ等の切り絵を先生に褒められたことをきっかけに、制作の道へ進む。

1988年 大阪心斎橋大学堂ギャラリーにて第一回個展。以降、
京阪神・東京などの百貨店や、画廊などで個展を開催。
1998年 M.Cエッシャートリックアートコンペにて優秀賞受賞
2008年 朝日新聞「暮らしの風」の表紙を飾る(2008.4~2009.3)
2016年 紙わざ大賞にて「東海製紙賞」を受賞
2018年 クロアチアにて初の海外展示






最後に1枚。

「メリークリスマス」
(ちなみにこの作品は、お気にいり第4位でした)

11月も半ばになり、年の瀬の気配が近づいてきましたね。
ほたる工房の年内の展示は、11・12月の筆文字展で最後となります。

今年もわずかとなりましたが、皆様、どうぞお体を大切にお過ごしください。

(秋山)













2021年9月8日水曜日

参加型展示「花火展2021~皆で花火を打ち上げよう~」

 ブログへの掲載が前後しますが、7月に開催した参加型展示「花火展」のご報告です。


大阪刀根山医療センター内、院内ギャラリーにて。


今年で7回目になる「花火展」。
2013年以降ほぼ毎年開催しているので、夏の風物詩となっています。

この展示は、参加型展示ということで、夜空に見立てた模造紙に、参加者の皆さんに、色とりどりの丸シールを貼っていただきます。

そして、約1ケ月間かけて皆さんの力で花火を打ち上げようという企画です。

花火は、丸シールとポスカを使っていただきました。




初めは、こんな感じでしたが、だんだんシールが増えていき・・・・



大阪・神戸・京都のランドマークが描かれた夜空に、カラフルな花火が上がっていきました。







今回、シールやポスカを入れておく入れ物は、入院患者様の岡本さまのクラフト作品です。

こちらの病院に入院されている間、他の患者様から作り方を教えてもらう機会があり、その後もご自身で作品を作っておられるそうです。







2021年9月2日木曜日

Echanchaun作品展 「なに、しよっかな・・・?」

 大阪府豊中市にある大阪刀根山医療センターの院内ギャラリーにて、Echanchaunさんの作品展を行いました。


Echanchaunさんは、当院に通院される患者様です。

昨年、ご病気の診断を受けた後、秋~冬にかけて、長い間、入院されていました。Echanchaunさんにとっては、初めての入院生活。 その間、『どのように過ごされていたのか』を垣間見ることができる展示となっています。

今回、展示している作品は、Echanchaunさんのインスタグラムに投稿されているものです。
ご興味のある方は、ご覧になってください。

インスタグラムへのURL:
https://www.instagram.com/echanchaun/


病院敷地内で撮影された写真です。



これらの写真は、どこで撮影されたんでしょうか?

撮影場所は、この地図で紹介しています。
これもEchanchaunさんのお手製です。


このバナナ、実は朝ごはん(病院食)のバナナ。
『針でつついて、バナナート』だそうです。





今回の作品展のタイトルは、「なに、しよっかな・・・?」。

入院の度に「なに、しよっかな・・・?」と、
油性マジック、紙コップ、筆ペン、和紙・・・
入院中も楽しく過ごすために、
いろいろ持ち込んでおられたそうです。


「鳥獣戯画で遊ぶ」シリーズ

こちらは売店で購入した筆ペンで、給食の献立表や検査結果票の裏に書いたものです。
透明ファイルに入れてあるので、裏返すと、裏紙だと分かるようになっています。
ハロウィンVer.(献立表の裏)


森の中のcafeVer.(検査結果票の裏)






こちらは、刀根山のヤギシリーズ。
病院に、なぜヤギ?
と思われるかもしれませんね。


実は、大阪刀根山医療センターでは、昨年から敷地内の除草のお手伝いをしてくれるヤギを2頭、放牧しているんです。

お散歩ついでに、ヤギたちに会うことを楽しみにしている方もおられました。

ヤギの様子は新聞でも紹介されたので、患者様・ご家族のみならず、地域の方もヤギの様子を見に足を運ばれていたようです。


このマトリョシカの中にもヤギがいますよ。

Dr.の横。いますね~
このヤギさんが一番小さいパーツなので、マトリョシカの一番中心にに入ります。


こちらもヤギ。かぶれます。


「めぇぇ~」
作:Echanchaunさん



こちらは、「筆ペンで遊ぶ」シリーズ。
初めての入院の時、病院の売店で購入した筆ペンを使って書いたそうです。

この作品は、インスタグラムで動画が見れます。
コマドリしたパーツが動画になって動き出しますよ。




今回の展示では、
患者さまだけでなく、職員からの反響が大きかったです。
職員からの感想の中には、「癒される」というコメントが多いように思いました。

作品見てふと気持ちが和んだり、作品からパワーをもらったり・・・
そういうことができたからではないかと思います。

この度展示に協力してくださったEchanchaunさん、ありがとうございました。



(秋山)