2021年3月11日木曜日

「さくら展」との連動企画 ~医療従事者へ応援メッセージを送ろう~

 ほたる工房では、2012年の設立以来、『医療現場にアートの灯を』ということで、音楽や絵画をはじめとする様々なアート活動による「ひとときの楽しみ」を患者様やご家族に届ける活動をしています。

様々な企画を医療現場で行ってきましたので、昨年以来続く、新型コロナウィルスの流行により、長期的に負荷がかかり続けている医療従事者の皆様に、何かできることはないかと考えました。

3月半ばから、参加展示を計画していましたので、その連動企画として、一般の方から、医療者へのメッセージを集め、感謝と応援のメッセージを届けようと企画しました。


ほたる工房のメンバーから「こんな企画があるのですが・・・」と声をかけたところ、多くの方からのメッセージが集まりました。

以前、院内落語会を企画した際、出演してくださった桂福丸さんとそのお知り合いの桂壱弥さんからも色紙をいただきました。


皆さまからいただいたメッセージは、以下の写真のようにまとめて届けました。





この度の企画に参加してくださった皆さま、快く協力いただきありがとうございました。

(辻野・秋山)

参加型展示「さくら展2021」

今年も桜の季節が近づいてきました。

毎年恒例の「参加型展示 さくら展」を開催しています。


「参加型展示」なので、皆さんにも参加していただけます。
遊び方を紹介します。

 

①付箋にメッセージを書く

②付箋を桜の樹冠に貼る。お好きなところにどうぞ。

 

皆さまの「ひとひら」が春を呼び込みます。

 さあ、桜の花を咲かせましょう!


たんぽぽやつくしも顔を出し、春の陽気。
桜餅やちらし寿司など、美味しいものもたくさんありますね。
お花見気分で参加していただけると幸いです。


背景の桜の木や春にまつわる絵を描いてくださったのは、ほたる工房の活動に協力くださっている友野佐千子さんです。

友野さんは、大学で日本画を学ばれた方で、現在は高校の美術の先生をしておられます。

毎年、ほたる工房で企画している参加型展示「さくら展」と「花火展」の時には、時候にぴったりの背景を描いてくださいます。

この展示は、4月中頃までの展示になります。

これからどのように桜が咲いていくのか楽しみですね。


(秋山)


大亀京助写真展「ONE WORLD ー世界はひとつー」

 2021年1月6日から2月末まで、大亀京助さんによる写真展「ONE WORLD ー世界はひとつー」を開催しました。

大亀さんは、商業用写真を専門とするフリーランスカメラマンであり、また、大阪芸術大学の非常勤講師もされています。



大学在学中より、「旅の途中」をコンセプトに世界の街を独自の視線で記録することをライフワークにされています。中でも、その街に暮らす人々との出会いを大切に撮影をされているとのことです。


今回は、世界の国々で出会った人々の写真を18点お借りして「ONE WORLD-世界はひとつ」というタイトルでまとめてくださいました。



以下の6枚の写真は、展示作業中に大亀さんが撮影してくださった写真です。










『お気に入りの作品を見つけませんか?』


当院では、一昨年以降、年に1度、地域で活躍されているプロの写真家さんの作品展示を行っています。

昨年の作品展で、参加型企画「お気に入りの作品を見つけよう!」を行ったところ、多くの方に参加していただき、「お気に入り作品探し」を楽しんでいただいいました。

また、皆さんの反応を作家さんにフィードバックすることもできました。

この企画を通して、ご覧になった方と、作家さんがつながる貴重な機会となりましたので、今年も実施しました。




一か月半ほど、通りかかる患者様、病院職員にお気に入りシールを貼ってもらいました。
今回は、新型コロナウィルスの感染予防対策のため、面会禁止の状況もあり、昨年と比べると、シールの数は少なくはありましたが、たくさんの方が参加しくださいました。

結果、1位は、「標高4303mロッキー山脈パイプピークからの眺め」でした。



今回の展示のサブタイトルは『みんなの世界が、穏やかで、たくましく、元気で笑顔があふれますように』。

コロナ禍において、制限された生活を送る日々ですが、そのような中にあっても、このサブタイトルのような願いを持っていたいという大亀さんの思いが込められた作品展となりました。


(秋山)