2023年8月23日水曜日

写真展「日本で見られる蝶」(後半) ペンネーム:でんでん虫

 後半の展示替えを行いました。


お気づきでしょうか、
今回の写真のほとんどは、上下2枚の写真で構成されています。

蝶には、翅の裏と表で模様がちがうものがいるそうです。
今回は、『蝶の翅の表も裏も両方楽しめるように』というでんでん虫さんのコンセプトで、このような構成になりました。



キャプションの生息環境に『人家』や『公園』と表示のある蝶は、私たちの生活圏にいる蝶ということになります。

目に入っていないだけで、実は、身近なところにこんなに蝶がいたんだと、気づく機会となりました。


(秋山)



写真展「日本で見られる蝶」 ペンネーム:でんでん虫さん

 大阪刀根山医療センターにて、ペンネーム:でんでん虫さんによる写真展を行いました。

でんでん虫さんは、6年前に肺がんの診断を受け、当院で治療を続けておられる方です。

現在、病状は安定し、全国津々浦々へ足を運び、写真を楽しんでおられます。今回は、2020年に続き、3回目の展示をお願いしました。



今回のテーマは、「日本で見られる蝶」。
私たちの身の回りにいる蝶から、なかなか出会えない珍しい蝶まで、いろんな蝶の写真が展示されています。



写真の下には、


このような、表示で以下の4点の記載があります。

・蝶の名前
・食草(幼虫の時の食べ物)
・生息環境(よく見かける場所)
・行動(活動時間帯)

「食草」とは、幼虫の時の食べ物です。
蝶の幼虫の食べ物は限定されているため、その食べ物が無くなると蝶も絶えてしまうそうです。

そう言う事情もあり、「毎年、蝶の育ちを見つめていると、自然を守ることの大切さを実感する」と、でんでん虫さんは話しておられました。



こちらの蝶は、アサギマダラ。
1000Km以上も海を越えて旅をする渡り鳥ならぬ「渡り蝶」。
市民参加型のマーキング調査が行われていることでも有名なので、ご存じの方もおられるかもしれません。


後半は、写真を入れ替えて、引き続き、「日本で見られる蝶」を展示します。

(秋山)


藤本朝和「水彩画イラスト原画展」(後半)

 藤本さんの展示、後半は、日本の風景です。前半は世界の風景でしたが、今回は馴染みのある風景も描かれています。



藤本さんは絵を描く時、もとになる写真を見て描かれるそうです。風景画が多いですが、時に、花や鳥、人物も描かれます。

色遣いが独特な部分もあり、近づいて見ていると、色の重なりが見えてきます。



1カ月半、美しい絵を楽しむとともに、海外、日本の各地へ旅行したような気分になれた展示となりました。


(秋山)



2023年8月17日木曜日

藤本朝和「水彩画イラスト原画展」(前半)

 大阪刀根山医療センターで、藤本朝和さんの「水彩画イラスト原画展」を開催しました。

藤本さんは、この病院の患者様です。以前の展示に続き、今回は2度目の展示になります。

作品は、水彩色鉛筆や水彩絵の具を使って彩色をされており、独特な柔らかさと奥行きが感じられます。







今回の作品タイトル・解説や、あいさつ文は、すべて、藤本さんのお手製です。

御年83歳。パソコン使いにも手慣れておられるようです。



以下に、あいさつ文を記載します。

〈挨拶文〉

ありがとう 大阪刀根山医療センターのみなさま

通院・入院患者として、お世話になって約3年。おかげさまにて、体調も特に変化なく、順調に過ごさせて戴いており、ありがたく感謝いたしております。

さて、入院中に当病院の企画で(ほたる展)を知る機会があり、係の方の特別のご配慮により、私の未熟な『趣味の絵』を数回展示戴き、身に余る光栄でございます。

この展示に出品できることが、励みになり、体調も順調、間もなく83歳。
ありがたや、ありがたや・・・・

合掌

藤本朝和





後半は、日本の風景をテーマにした作品に展示替えをします。
どうぞお楽しみください。

(秋山)