2016年11月17日木曜日

関西大学写真部デジタルパート 「うつろい」展

年に1度、関西大学写真部のデジタルパートさんに、病院内での展示をお願いしています。
2013年は「和」、2014年は「飛躍」、2015年は何気ない日常の風景・・・と毎年、学生さんたちが自分たちでテーマを決めて展示の構成を考えてくださっています。

今年のテーマは、「うつろい」。
 

季節の「うつろい」、時間の「うつろい」・・・様々なものの「うつろい」を切り取ったものが作品となっています。








学生さんの若い感性を通して見えてくる、世の中の「うつろい」に、しばし目を受けてみませんか?

秋の野外コンサート

10月下旬、病院内の野外スペースで、コンサートを開催しました。

この病院では、年に何度か音楽会を開催していますが、この秋の野外コンサート以外は室内で行っています。
秋は気候的にも気持ちのよい時期なので、いつもは病室、病棟で過ごしている患者さま、ご家族様に、いつもの空間を抜け出し、さわやかな秋空の下、音楽を楽しんでいただこう!という企画です。



今回の演奏者さんは、ラ・プリマヴェーラさんとジャズドラム奏者の今岡稜太さんです。
ラ・プリマヴェーラは、ヴァイオリンの宮崎裕梨さん、フルートの吉本育美さん、ピアノの白坂亜紀さんの3人のアンサンブルユニットで、日頃から、コンサート活動を行っておられる方々です。
今日はそこに、ジャズドラマーの今岡稜太さんが加わり、とても楽しい音楽を聞かせてくださいました。




午後のひと時、野外コンサートにたくさん患者さま、ご家族様が参加してくださいました。

プログラムは、「365日の紙飛行機」や「真田丸」などの最近の曲から、「川の流れのように」など往年の歌謡曲、「雨に唄えば」などの映画音楽、秋の童謡と幅広いジャンの曲が組み込まれていました。いずれも耳なじみのある曲目でしたので、歌詞カードにない曲でも、体でリズムをとっている方もおられました。

「紅葉」、「村祭り」など、季節の曲目の時は、小さなマラカスを配り、観客の皆さんにパーカッションンになってもらいながら、一緒に歌いました。


朝の予報では、午後から雨マークがついおり、お天気が心配されましたが、アンコール終了まで雨は降らず、用意していたプログラムをすべて演奏することができました。

2016年11月9日水曜日

展示替えしました。トンボ写真展

10月に入り、展示替えを行いました。

夕焼け小焼けの赤とんぼ~♪

 前回に続き、私たちがよく見かけているものから、なかなかお目にかかることのできない珍しいトンボまで、10種類のトンボたちの写真です。




これらの写真をとった高野さんは、トンボの写真を撮る時は、必ず、奥様のお弁当を持参でお出かけになるそうです。

今回写真に写っているトンボは、近畿地方に生息しているものだそうです。
私も、お弁当をもって、トンボを探しに行ってみたくなりました。


2016年9月15日木曜日

秋の水辺の風景~トンボ写真展

夏の暑さはどこへやら・・・。朝夕がすごしよい気候となりましたね。

秋の気配が感じられるこの時期にぴったりの写真展、「トンボ展」を開催しています。


撮影者の高野さんが、近畿地方を中心に、日本各地をくまなく歩かれ、長年に渡って撮り貯められた様々な種類、表情の水辺のトンボたちです。

 素人の感覚では、トンボは秋のもの・・・という感じがしますが、実は春先から秋にかけて、思ったより長い期間、私たちの周りにいるそうなんです。





タイトルと共に、撮影場所、撮影日時も記載してあります。
今回の作品は、は関西で撮影されたものばかり。皆さんになじみにある場所で撮影されたトンボも見つかると思います。


「夕や~け 小やけ~の~赤トンボ~♪」
しばし、童心に戻り、トンボたちの世界に目を向けてみてはいかがでしょうか?




皆で花火を打ち上げよう!(2016)

今年もこの季節がやってきました。
参加型展示「花火展」です。

夜空に見立てた紺色の神をギャラリーに張り出しました。
丸いシールや、水玉型に切った折り紙シールを貼っていきます。
病棟へ続く廊下なので、患者さま、ご家族様、加えて職員も通りかかった方はどなたでも参加自由です。


参加方法は簡単。
準備してある丸いシールや、水玉型に切った折り紙シール思い思いにを貼っていきます。
約一か月半の会期のうちにどんな花火が打ちあがるでしょうか?


 
さて、夜空の麓にもご注目ください。
一昨年は、京都・大阪・神戸の三都物語。昨年は、三都に奈良を加えた四都物語でした。
 
今年は、趣向を変えて、エッフェル塔に凱旋門・・・





 自由の女神・・・・



 ウエストミンスター橋にビックベン・・・パルテノン神殿・・・
 
 
 夫婦岩に伊勢神宮??
 
さて、おわかりでしょうか?
 
じつは、先日、伊勢でサミットが開催されたことをうけて、参加国と開催地の伊勢にゆかりの場所を描いているんです。
 
世界中の都市の夜空を思い浮かべながら、花火を打ち上げてみるのも楽しいかもしれませんね。
 
 
さて、約1か月後の花火の様子です↓
賑やかになってきましたね!
 
 
 

2016年9月14日水曜日

七夕コンサート(2016)

七夕を控えた6月29日、一足早く七夕コンサート(院内巡回型)を行いました。

この病院では、秋と春に約60人ほどの患者様やご家族が参加される音楽会が開催されます。

この時の開催場所は、病棟から離れたホールや野外スペースなので、体調によっては参加したくても足を運べない・・・という患者様もおられます。

そんな方のために3年前から、病棟内の食堂を会場にミニコンサートを行っています。
1つの病棟で30分ほどのミニコンサート。今年は、2つの病棟を巡回しました。




演奏は、今年も「アンサンブルおっとっと」さんにおねがいしました。
ソプラノの松本真奈さん、ヴァイオリンの東瑛子さん、ピアノの奥田藍さんの3人組のアンサンブルです。


「七夕」、「浜辺の歌」など季節にぴったりの曲目では、歌詞カードを見ながら、口ずさんだり、音楽に合わせて体を動かしたり、皆さんそれぞれに楽しんでおられました。


もう一つの病棟の様子。
「雨に唄えば」、「ムーン・リバー」など、情緒たっぷりの曲も演奏されました。

アンコールの「いつでも夢を」は、歌詞カードにないにもかかわらず、会場から大合唱でとても盛り上がりました。

コンサート終了後、希望される方は、おっとっとさんとの記念撮影タイム。
今日の記念に1枚、パチリ!
 
 



山本利明さん 写真展

6月7月は、山本利明さんの写真展「ある日ある時の風景」、「塔のある風景」を開催しました。

カメラをもって全国を回り、様々な風景を撮影されたそうです。
 
病棟へ向かって左側は「ある日ある時の風景」。



病棟に向かって右側は、「塔のある風景」です。


 

 ここで、山本さんのプロフィールとして、山本さんから伺ったお話をご紹介したいと思います。

昭和2391日生まれ、おとめ座の山本さん。

写真を趣味として始めたのは、仕事をリタイヤした60歳過ぎから。ご自分で 納得できる作品を撮りたい!と思い始められてとのこと。


若い頃は、登山(峰歩き、岩登り)・バイク・釣りといろいろな趣味を楽しんで こられました。特に釣りは25~6年と長い間親しんでこられました。写真に関しては、20代にしていたことがあるそうですが、その頃は、まだ白黒作品が主流で、カラーの色を出すのが難しく、やめられたとのこと。


定年を迎えられたのをきっかけに、写真を最後の趣味として決め、取り組んでこられたとのこと。

活動の場として、仲間を募り、写真サークルの立ち上げもされました。

 

写真に対する思い・今回の個展に対する思い・・・


 

「わがままだったからこそ、できたと思う。」

と、ご自身の性格について話しておられました。

「自分の納得できるものを撮りたい!」という一途な思いで、日本各地の様々な風景にカメラを向けてこられたそうです。

いままでに一生懸命撮影してきた作品を、今回の個展で多くの方に見てもらうことができたことを大変喜んでおられました。
 
 
 

2016年5月24日火曜日

第5回ほたる工房総会のご案内


NPOほたる工房-医療現場にアートの灯を」会員のみなさま、関係者のみなさま


第5回NPO「ほたる工房」総会のお知らせ


風薫る五月、ますますご健勝の事とお喜び申し上げます。
いつも一方ならぬお力添えにあずかり、誠にありがとうございます。

さて、おかげさまで「ほたる工房」も設立5周年を迎え、音楽・落語・参加型アート・写真や絵画の展示など様々なアート領域に幅を広げつつ、医療現場の皆さまと対話を積み重ねてまいりました。

この度、神戸・生田神社会館にて、第5NPOほたる工房総会を下記の通り開催する運びとなりました。
最近の活動のご報告や今後の予定などをお知らせするとともに、落語やミニコンサートなども楽しんでいただければと思っております。
これを機にお集まりいただき、会員様・関係者の皆様の交流の場ともしていただければ幸いに存じます。

最後になりましたが、皆さまのご健勝とご自愛をお祈り申し上げます。



2016
5月吉日

特定非営利活動法人 ほたる工房
理事長(医師) 中川 勝







日時:2016年6月19日(日)

会場:生田神社会館  1階 武庫の間
神戸市中央区下山手通1-2-1

日程
○第5回総会(受付13:00~)
13:1513:45 
総会
1.    
開会挨拶:理事長 中川 勝 氏
2.    
議長選出:第25条の基づき選出(事務局担当 横田 恵子 氏)
3.    
総会成立の確認
4.    
議事録署名人の選任(第29条に基づき2名選任)
5.    
議事
   1)平成27年度事業報告並びに終始決算について
   2)平成27年度監査報告について
   3)平成28年度事業計画ならびに予算について
   4)その他
6.    
閉会挨拶:理事 横田 総一郎 氏


****************
休憩******************

○落語会・ミニコンサート(開演:1400
開場受付13:45~(途中休憩含め約90分)
14:00
ミニコンサート(浅井良将カルテットライブ)
14:45
頃~ 落語会(桂 福丸)

☆ミニコンサート&落語会チケット 会員・前売り1000円/当日1500

チケットのお求めは…
NPO
ほたる工房  hotaru-mail@hotaru-kobo.org
中川診療所
田渕雅子音楽教室
焼きとり のんちゃん・居酒屋金ちゃん(三宮) 




落語会、ミニコンサートは会員でない方もご覧いただけます。
お誘いあわせの上、どうぞ足をお運びくださいませ。お待ちいたしております。 







塩見正明 パリの風景展

6~7月は、塩見正明さんのパリの風景展です。

10年ほど前から、パリへ行く度に、絵の題材を得て、制作活動を続けてこられている方です。



セーヌ川、モンマルトルの丘、パリを流れる運河など、パリならではの風景が描かれている作品です。最近は、風景画に加えて、人物の描写にも力を入れておられるとか。
パリの何気ない日常を切り取った作品もあります。



塩見さんの作品のみどころは、油絵で描かれた作品、そして、その額縁。

額縁、キャンパスとなる部分もすべて手作りだそうです。


7月に入ると、展示替えをする予定です。
どうぞお楽しみに。








こいのぼり展

桜の次は、鯉のぼりです。

屋根より高い~ こいのぼ~り~♪

院内ギャラリーに巨大な鯉が現れました。

大きな鯉のぼりゆったりと泳いでいる様子は見ていて気持ちがいいですね。

滝登りをしている鯉もいますよ。

5月下旬に作品を撤収していると、「もう、おしまし?」という声が多く聞かれました。
皆様に楽しんでいただけて何よりです。
また、来年をお楽しみに。

花咲か爺婆根姉さん兄さん募集中!さくら展

今年も桜の季節がやってきました。
毎年恒例の参加型展示「さくら展」今年も開催です。

今年は趣向を変えて、鳥獣戯画をモチーフに背景を描きました。

背景には、今年の干支のお猿さんが、気持ちよさそうに温泉に入っていますよ。
「春だね~」
「いい湯だな~」
通りがかった方、お猿さんたちのつぶやきが聞こえてきそうです。

3月の1か月の間に、ギャラリーを通りかかる患者様、ご家族様、病院職員により、桜の花の付箋が貼られました。


そして、1か月後・・・



たくさんの桜が咲きましたよ~!!
参加してくださった皆様、ありがとうございました。

JA多田写真クラブ 写真展

2016年3月~4月下旬、大阪府の某病院にて、JA多田クラブ写真展を開催いたしました。





こちらの病院に通院されている患者様が、参加されていることをご縁に、今回の展示となりました。



日本各地の風景を撮影した作品です。
3月の展示では、雪景色の作品、4月の展示替えでは、桜の写真など、季節にぴったりの作品を展示していただきました。

2016年2月4日木曜日

「豊中の生きものたち」米田昌弘さん写真展

この病院の患者様の多くは、北摂を生活圏とされている方が多くおられます。
そこで、今回の展示では、身近な風景の中に見いだせる生きものたちをテーマにした写真展を企画しました。



写真撮影・展示に協力してくださったのは、豊中市在住のカメラマン、米田昌弘さん。豊中市で写真事務所を経営しておられます。


今回の写真は、昨年6月ごろより撮りためていただいた作品です。
撮影場所を伺うと、「そんなところに?」と意外なものもありました。



 
私たちが日々、生活しているすぐそばにこんな風景があったのか・・・と新鮮な驚きがあります。
生きものたちの目線にググッとよった作品に思わず、引き込まれました。
 
 

撮影を終え、米田さんも「当たり前に見てきた生きものたちが、改めてたくましく生きているんだと感じました。」とおっしゃっていました。

みなさんも、ぜひ、たくましく生きている生きものたちの世界をご覧になってください。

2月末までの展示となっています。

(秋山)



福笑い

ギャラリーも年末年始バージョンに展示替えです。

2年ぶりの福笑い。

パーツを握りしめ、目をつむって挑戦してみてください。

どんな、表情になりますか。おたのしみ。。。

年忘れ、年初めに、笑って福を呼びこみましょう!

秋のコンサート

毎年、恒例の秋のコンサートを行いました。
お天気にも恵まれ、さやかな秋空の下、患者様、ご家族様に音楽のひと時を過ごしていただきました。



今回の演奏者は、ルーチェさん。
歌の和田友紀菜さん、ヴァイオリンの宮崎裕梨さん、ピアノの白坂亜紀さんの3人のアンサンブルグループです。
和田さんは、関西出身の方ですが、今は東京を中心に活動されているプロのヴォーカリストさんです。

 
 
患者さま・ご家族様にも、小さなマラカスや鈴などを持っていただき、「どんぐりころころ」や「村祭り」など、楽しく歌いました。
 
また、「情熱大陸」、「オペラ座の怪人」など、情緒たっぷりに演奏して下しました。
 
徒歩で来られた方、車いすで来られた方、酸素ボンベを引いて来られた方。皆様病状は違いますが、音楽会の後半は、体を音楽に合わせて揺らしながら聴かれたり、歌詞を口ずさんだりと、それぞれに楽しんでおられる様子でした。

「しののめ」山本真由さん写真展

山本真由さんの写真展「しののめ」を開催しました。


紫陽花(あじさい)のつぼみが少しずつ膨らみ、花となり、枯れ、そしてまた新たに芽吹く。その様子を撮影したモノクロ12枚の連作です。


しののめ=東雲。日本の古語で闇から光へと移行する夜明け前に茜色に染まる空のことを意味します。
 約半年の間、毎回、空が白みはじめてから9時ごろまでに撮影したものだそうです。

山本さんは、朝の光の中で撮影するのが好きだそうです。
山本さん曰く「この時間帯は、始まりと終わりが混在するところ。」
丸い輪でいうと、ちょうど端と端が重なるところだそうです。



命の営みを凝縮したような作品になっていると思います。
3年前のかわいらしい野菜の写真とは一味違う作品となっています。
どうぞお楽しみください。