2021年5月から6月末まで、川上裕己さんの絵画展を大阪刀根山医療センターにて開催しています。
川上さんは、大阪刀根山医療センターの患者様です。
2歳の時、筋ジストロフィーと診断され、当院に通院しておられます。
現在は、大阪府立箕面支援学校高等部3年生です。
右の作品『ぼくの富士山~上空より』は、
2019年のキラキラっとアートコンクールで、優秀賞を受賞。
「秋色」の左下部分を拡大してみました。
近づいてみると、とても繊細な線で、様々なモチーフが重なって描かれている様子が見えます。大きい作品は、数カ月かけて仕上げるそうです。
一度仕上げた作品でも、上から別の画材で書き込みをして、更に進化させていくこともあるそうです。
向かって右の作品「囲炉裏」の一部を拡大しました↓
ギャラリーでも、川上さんの制作の様子を紹介しました。
川上さんのインスタグラム(ユーザーネーム:yuuki_pen)でも制作の様子を見ることができます。
「秋色」の制作風景↓↓
https://www.instagram.com/p/CJznqq5Do8c/?utm_medium=copy_link
手前の作品『海遊』は、
2019年の肢体不自由児・者美術展で、NTTデータジェトロニクス国際賞を受賞。
◇制作の様子
◇川上裕己さんのプロフィール
2003年10月3日生まれ。
大阪府立箕面支援学校高等部3年生。
2歳の時に進行性筋ジストロフィーと診断される。
小さい頃から絵を描くことが大好きで、山や海など自然や生き物をテーマに独創的な絵を多く描いている。
作画には、製図用ペン、筆ペンや水彩色鉛筆を使用。
詩集本「ペンを持つとボクね」(柿本香苗著・竹林館)の挿絵を描いたり、絵画コンクール入賞歴も多い。
年々筋力低下が進み、絵を描くのに時間がかかったり、画用紙を回して描くなど工夫も必要になったが、
マイペースに自分のイメージで絵を描き続けている。
☆インスタグラムに絵の写真や動画を投稿しています。
ユーザーネーム:yuuki_pen
(秋山)