2021年9月8日水曜日

参加型展示「花火展2021~皆で花火を打ち上げよう~」

 ブログへの掲載が前後しますが、7月に開催した参加型展示「花火展」のご報告です。


大阪刀根山医療センター内、院内ギャラリーにて。


今年で7回目になる「花火展」。
2013年以降ほぼ毎年開催しているので、夏の風物詩となっています。

この展示は、参加型展示ということで、夜空に見立てた模造紙に、参加者の皆さんに、色とりどりの丸シールを貼っていただきます。

そして、約1ケ月間かけて皆さんの力で花火を打ち上げようという企画です。

花火は、丸シールとポスカを使っていただきました。




初めは、こんな感じでしたが、だんだんシールが増えていき・・・・



大阪・神戸・京都のランドマークが描かれた夜空に、カラフルな花火が上がっていきました。







今回、シールやポスカを入れておく入れ物は、入院患者様の岡本さまのクラフト作品です。

こちらの病院に入院されている間、他の患者様から作り方を教えてもらう機会があり、その後もご自身で作品を作っておられるそうです。







2021年9月2日木曜日

Echanchaun作品展 「なに、しよっかな・・・?」

 大阪府豊中市にある大阪刀根山医療センターの院内ギャラリーにて、Echanchaunさんの作品展を行いました。


Echanchaunさんは、当院に通院される患者様です。

昨年、ご病気の診断を受けた後、秋~冬にかけて、長い間、入院されていました。Echanchaunさんにとっては、初めての入院生活。 その間、『どのように過ごされていたのか』を垣間見ることができる展示となっています。

今回、展示している作品は、Echanchaunさんのインスタグラムに投稿されているものです。
ご興味のある方は、ご覧になってください。

インスタグラムへのURL:
https://www.instagram.com/echanchaun/


病院敷地内で撮影された写真です。



これらの写真は、どこで撮影されたんでしょうか?

撮影場所は、この地図で紹介しています。
これもEchanchaunさんのお手製です。


このバナナ、実は朝ごはん(病院食)のバナナ。
『針でつついて、バナナート』だそうです。





今回の作品展のタイトルは、「なに、しよっかな・・・?」。

入院の度に「なに、しよっかな・・・?」と、
油性マジック、紙コップ、筆ペン、和紙・・・
入院中も楽しく過ごすために、
いろいろ持ち込んでおられたそうです。


「鳥獣戯画で遊ぶ」シリーズ

こちらは売店で購入した筆ペンで、給食の献立表や検査結果票の裏に書いたものです。
透明ファイルに入れてあるので、裏返すと、裏紙だと分かるようになっています。
ハロウィンVer.(献立表の裏)


森の中のcafeVer.(検査結果票の裏)






こちらは、刀根山のヤギシリーズ。
病院に、なぜヤギ?
と思われるかもしれませんね。


実は、大阪刀根山医療センターでは、昨年から敷地内の除草のお手伝いをしてくれるヤギを2頭、放牧しているんです。

お散歩ついでに、ヤギたちに会うことを楽しみにしている方もおられました。

ヤギの様子は新聞でも紹介されたので、患者様・ご家族のみならず、地域の方もヤギの様子を見に足を運ばれていたようです。


このマトリョシカの中にもヤギがいますよ。

Dr.の横。いますね~
このヤギさんが一番小さいパーツなので、マトリョシカの一番中心にに入ります。


こちらもヤギ。かぶれます。


「めぇぇ~」
作:Echanchaunさん



こちらは、「筆ペンで遊ぶ」シリーズ。
初めての入院の時、病院の売店で購入した筆ペンを使って書いたそうです。

この作品は、インスタグラムで動画が見れます。
コマドリしたパーツが動画になって動き出しますよ。




今回の展示では、
患者さまだけでなく、職員からの反響が大きかったです。
職員からの感想の中には、「癒される」というコメントが多いように思いました。

作品見てふと気持ちが和んだり、作品からパワーをもらったり・・・
そういうことができたからではないかと思います。

この度展示に協力してくださったEchanchaunさん、ありがとうございました。



(秋山)