茶話会でのミニコンサート
先日、大阪市内の医療機関で、茶話会が行われました。
茶話会とは、この病院でご家族を看取られた方のグリーフケアを目的とした会です。グリーフケアという言葉をお聞きになったことはあるでしょうか。グリーフケア(=悲嘆のケア)とは大切な方をなくされ、悲しみの中にある方がその悲しみから回復していく過程を支えること、お手伝いすることです。
今回は、その茶話会にミニコンサートを併せて行いたいという依頼を受け、ほたる工房でプロデュースさせていただきました。
茶話会は午前、午後の2部制。10数組のご家族が参加され、それぞれの近況や様々な思いを語られました。
午前の部は、小グループに分かれての語らいの後、コンサート。午後の部は、コンサートでスタートし、その後、各グループでの語らいというプログラムでした。
いずれの会も参加された方の表情から、音楽の力がグリーフケアの助けとなっている様子がうかがわれました。
今回の演奏をお願いしたのは、「アンサンブル・おっとっと」さん。メゾソプラノとピアノ、ヴァイオリンの三人組です。
ミニコンサートでは、「落葉松」、「エーデルワイス」などメゾソプラノでしっとりと歌い上げてくださいました。様々な思いを抱えて日々を過ごされているご家族の心をそっと包み込んでくれるそんな歌声でした。
(秋山・辻野)
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