2020年6月30日火曜日

塩見正明「フランス風景」絵画展

4月下旬~6月中旬、大阪刀根山医療センターにて、塩見正明さんの絵画展「フランスの風景」(前半・後半)を開催しました。

塩見さんは、大阪刀根山医療センターの元患者さまです。2016年、2018年にも展示をしていただきましたので、今回で3回目の展示となります。

前半・後半に分け、12作品をお借りし、展示しました。


「モン・サン・ミッシェル」

塩見さんは、10数年前から、パリを中心にフランス各地を回っておられます。
その時に絵の題材を得て、制作活動をしておられます。


「Hont(オン) Fleur(フルール)」
(ノルマンディ地方)
2019.6

オンフルール(パリの北西180kmにある港町):
パリから直通の列車で行くことはできません。ル・アーブル経由で行きます。パリ~ル・アーブルは、列車TGV、ルアーブルからはバスです。
年間を通じて、観光客が多い港町です。ここもレストラン、カフェ、お土産ショップがものすごい数あります。岩ガキ、ムール貝、フリット、白ワインのランチで12~14€(ユーロ)です。


☝作品のキャプションの原稿は、塩見さんが書いてくださっています。
実際に現地を訪れた時の様子なども記載されているので、旅先の雰囲気が伝わってきますね。


キャンバスの周りの額は、塩見さんが手作りされています。倒木を切りだし、ヤスリをかけ、塗料を塗って仕上げてあります。

近くで見ると、木のぬくもり、手作りの温かさを感じることができます。
絵だけでなく、額も合わせて、ご覧になってくださいね。





さて、展示替え後、後半の作品。

「教会へ向かう旅人」
(ボニュー / 南仏リュベロン地方)
「ボニュー」って、どこ?」・・・と思った方、塩見さん特製の地図をご覧ください。

ボニューは、南仏マルセイユの少し北の辺りなんですね。


「Bar(バル) Jesus(ジーザス) Paradis(パラダイス)」
(パリ)
2019.7

「ジーザス・パラダイス」:
パリ10区にある、いわばバル居酒屋です。ここのオーナー(結構老人)の人柄がいいのと、立地が抜群に良いのが相まって、開店時間からいつも満席状態です。絵のようにほとんどの客は外の席で飲んでしゃべってという状況です(雨の日は、さすがに中かな?)。以前から『行きたいな』と思っていて、2019年6月末にやっと行けました。
お店の中で注文・支払い、食べ物を受け取り、自分で外の席に持っていって座る、というスタイルです。安く、旨く、雰囲気のいい、いいバルです。
アパートから近く自転車で5分の距離です。









「はね橋」
(アルル / 南仏)


アルルの「はね橋」:
ゴッホが描いた、あのはね橋です。ゴッホが描いたはね橋は、今はもうありません。これは架け替えられた橋です。観光用のものです。背景も周辺の風景も変わっています。洗濯できるような川辺に見当たりません。アルルの街から車で12~3分で行ける距離です。「ラングロワの橋」という名称です。
ゴッホは徒歩でキャンバスや絵の具や筆を背負って、アルルの街をあちこち回ったようです。アルルは、南仏の空の色と旧市街の趣深い街です。


フランスへ行ったことがある方も、行ったことがない方も、しばしの間、フランスの雰囲気をお楽しみいただければと思います。

(秋山)

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