2023年5月22日月曜日

川上裕己さん イラスト原画展

 4月下旬から6月中旬まで、大阪刀根山医療センターの院内ギャラリーにて、川上裕己さん(19歳)の絵画展を行っています。

川上さんは、大阪刀根山医療センターの患者様です。

2歳の時に筋ジストロフィーの診断を受けて以来、この通院をしておられる方です。


今回の展示は、2019年、2021年に続き、3回目の展示となります。

川上さん特有の緻密で繊細な作品をお借りして展示しております。


「雨つぶ、きらり」
左下部分を拡大すると・・・・
雨粒がカタツムリや葉に当たっては寝ている様子が生き生きと描かれています。





川上さんは、実際の風景や写真を描くのではなく、イメージの中の映像を描いておられるそうです。


「羽ふるわせて青空へ」
この作品は今夏の筋学会、筋ジストロフィー医療研究会合同学術集会のポスターのために描かれたものです。





ここで、川上裕己さんの制作の様子をご紹介します。


筋力低下が進んできているため、軽量ペンや、芯の柔らかい水彩色鉛筆を使用し、画用紙を動かすなど工夫しながら絵を描いているそうです。

展示と合わせて、制作の様子も紹介させていただきました。






今回の展示は、6月中旬までです。
皆様、ぜひ間近でご覧になって、お楽しみください。

(秋山)






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