川上裕己さんは、大阪刀根山医療センターに通院されている患者様で、現在、大阪府立箕面支援学校高等部1年生です。
裕己さんは、2003年10月3日生まれ。2歳の時、進行性筋ジストロフィーと診断されたそうです。
小さい頃から絵を描くことが大好きで、山や海など自然や生き物をテーマに独創的な絵を多く描き続けておられます。
詩集本「ペンを持つとボクね」(柿本香苗著・竹林館)の挿絵を描いたり、絵画コンクール入賞歴も多いそうです。
細かい線は、製図用ペンを使い、水彩色鉛筆で彩色しているそうです。
今回展示の中で、裕己さんが一番のお気に入りの絵です。「森のおまつり」。
この絵は第39回近畿作業療法学会のテーマの絵となったそうです。
裕己さんは受診の際、出来上がった作品を主治医に見せてくれることがあったそうです。
主治医はその度に、裕己さんの作品をコピーして何枚も集めていました。
そのことがご縁となり、今回の展示をお願いすることになりました。
思わず足を止めて、見入ってしまう作品ばかりです。
今回お借りした絵は、風景が多いのですが、特定の場所を描いたものもあれが、裕己さんの頭の中にあるイメージを描いている絵もあるそうです。
さて、この作品、どのようにして制作されているのでしょうか・・・
裕己さんの制作の様子です。
細かい作業、とても集中力がある裕己さんです。
(秋山)
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